ベートーヴェン(1770-1827)

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弦楽四重奏曲第14番、第12番 ブレンターノ弦楽四重奏団(日本語解説付)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MAECD1110
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ブレンターノ弦楽四重奏団/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番、第14番
日本語解説付き

アメリカ出身、英国からも熱烈な讃美を受け、今や最も注目されている気鋭カルテットが放った、ベートーヴェン後期の傑作2作の新録音。作品の充実をこともなげに受け止め、さらりと呈示するのに深みたっぷり。
 ベートーヴェン新録音と鳴り物入り風に言うのは、たいてい交響曲の新録音。けれど考えてみれば、ベートーヴェンが生涯をかけて追求した重要ジャンルがあと二つ、弦楽四重奏曲とピアノ・ソナタの世界でも重要な新録音はもっと出てもいいはずなのですが、全曲録音となるとなかなか出てきませんし、単発での注目度はどうしたものか極度に下がってしまうようです。だからといって、これらのジャンルでの演奏史が千年一日のごとく塗り替わっていないかというと、まったくそんなことはないのです。少し前に完成したアルテミス四重奏団の全曲録音や、ライプツィヒ四重奏団の素晴らしい新解釈もありますし、すでに「作品18」の6曲が全て出揃っているミケランジェロ弦楽四重奏団の演奏も、と散発的には注目すべき新録音が「往年の巨匠たち」を追い落とさんばかりの勢いで世に膾炙しつつあるわけですが、そんな中にもうひとつ、ズシンと響く新録音がまたしても登場いたしました。日本のカルテット愛好者たちにとっては「何をいまさら?」というくらい、欧米での活躍ぶりは20世紀末以来めざましいの一言に尽きるアメリカ東海岸の天才集団ブレンターノ弦楽四重奏団が、古楽から現代音楽まで「よい音楽」は何でも丁寧にとりあげてくれる「aeon」レーベルから世に問う初ベートーヴェン盤は、なんといきなり後期の2作、あの長大な第14番と、本格的な「後期の始まり」を飾る第12番。
 ブレンターノ弦楽四重奏団といえば、1992年のデビュー早々から破竹の勢いで東海岸のシーンを席巻、クリーヴランド弦楽四重奏賞をはじめいくつかの賞をさらった後にプリンストン大学の常任団体になり(弦楽四重奏団としては初の快挙)、イギリス室内楽シーンの牙城ウィグモア・ホールの聴衆を熱狂させつづけている超人気団体なわけですが、彼らはとにかく王道レパートリーばかり演奏していればよい、という発想が嫌いらしく、『フーガの技法』に現代作品を織り交ぜたプログラムを披露したり、ジョスカン・デ・プレのシャンソン、モンテヴェルディやジェズアルドのマドリガーレといったルネサンス〜バロックの声楽作品を弦楽四重奏で弾いてしまったりと、「楽曲構造」というものの面白さを昔から独自に追求してきた知性派グループでもあります。完璧な技量、みごとに揃った呼吸で変幻自在にくりひろげられるベートーヴェン後期の複雑精緻な音楽世界は、余裕綽々の音楽構想からくりだされる演奏の整然とした迫力だけでも魅力十分、聴き深めれば深めるほど細部までくっきり、彼らがこれっぽっちの妥協もなしに作品と対峙し続けてきた結果がこの解釈なのだ、ということを否応なしに印象づけられる、何ともとてつもない充実解釈なのですぱ室内楽をじっくり聴き込む楽しさ、ベートーヴェンの深みを改めて実感できる、忘れがたい名演です。(Mercury)

【収録情報】
ベートーヴェン:
・弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 op.127
・弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 op.131

 ブレンターノ弦楽四重奏団
  マーク・スタインバーグ、セレーナ・キャニン(ヴァイオリン)
  ミッシャ・エイモリー(ヴィオラ)、ニナ・マリア・リー(チェロ)

 録音時期:2010年
 録音方式:デジタル

内容詳細

ブレンターノSQは、内田光子との共演でも知られるアメリカの実力派団体。ベートーヴェンの後期作品の構築性のみならず、抒情性にもフォーカスして、各々の楽想を誇張気味に性格づけていくことで、ドラマ性をくっきりと浮かび上がらせ、新鮮さを導き出すことに成功している。(直)(CDジャーナル データベースより)

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内田光子が共演者に選ぶほどの実力派弦楽四...

投稿日:2012/12/28 (金)

内田光子が共演者に選ぶほどの実力派弦楽四重奏団による満を持して放たれた録音。期待に違わず、緻密でかつ高い精神性を感じさせる名演。録音の良さも特筆物です。稀有な名盤と言って良いかと思います。是非、残りの後期も録音していただけたらと思います。

Chinatown, San Francisco, CA さん | UNITED STATES | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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